祝!大の里横綱昇進 !! 相撲と鍼灸との意外な関係?
- マリ タザワ
- 6月2日
- 読了時間: 2分
更新日:6月3日
大の里が、初土俵から所要13場所と最速で横綱に昇進しました。日本人横綱は8年ぶり。24歳という若さ、身体はとても大きいですが動きは機敏で前に出る相撲は見ていてとても清々しいです。
今回は、鍼灸とは一見何の関係も無さそうな相撲との意外な関係についてお話しします。
鍼灸では、「五行」の考えに基づいて患者さんの身体の状態を診断し、治療を組み立てます。「五行」とは、自然界や人間など様々な現象を「木・火・土・金・水」の5つの性質に分類し、その関係性を考える古代中国の哲学理論です。
例えば、五臓は「肝・心・脾・肺・腎」、五時は「春・夏・長夏・秋・冬」、五色は「青・赤・黄・白・黒」、五方は「東・南・中央・西・北」と他に味やにおいなどさまざまあり、それをまとめたものが五行式体表です。
【五行色体表】


最近では、この五行の考え方はあまり使われていませんが、お相撲さんの「気」が集中するスポットである土俵にはこの考え方が今も残されています。
土俵の吊り屋根の四隅にある房(ふさ)をご存じでしょうか?
東には青房、南には赤房、西には白房、北には黒房が下がっています。
五行に合いますね。でも四隅だと4つだから1つ足りないような??
大丈夫です。四隅にある房に囲まれているのは中央の土俵。これが黄になります。
是非、今度確認してみてください。

横綱として初めて臨む名古屋場所、大の里の活躍が今から楽しみです!
はりもぐ堂鍼灸院 田澤真理
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