寄席と鍼灸 ~この ふたつに共通するものは夏バテ予防?~
- マリ タザワ
- 7月18日
- 読了時間: 2分
更新日:7月21日

何か楽しみたい、元気になりたいと思った時、私は寄席に行きます。
先日も笑って暑さを吹き飛ばそうと、今も江戸の風情を残している新宿末廣亭にふらりと行きました。

落語の独演会でじっくり古典落語を聞くのもイイですが、寄席は落語の他に漫才、講談、紙切り、手品など色々な芸を一度にたくさん楽しむことができます。更に私の一番のお気に入りはお弁当やお菓子を食べながら鑑賞できることです。
近くにある伊勢丹でお弁当を買って到着すると、夏の厳しい日差しの中、既に70名ほどの人が開場を待っていました。建物も江戸時代の趣を残しており、小さい劇場ですが高座などもとてもいい感じです。今回はお弁当をゆっくり食べたいなと思い椅子席ではなく、畳の桟敷席にしました。桟敷には小さな机があり、靴も入れられてとても便利です。笑っていたら4時間過ぎていました。

寄席と鍼灸に共通するものは?と考えてみました。
① ともに免疫力をUPします!
最近、声を出して笑っていますか?
“笑う門には福来たる”と言いますが、笑うことでストレス解消はもちろん、ガン細胞を攻撃するNK細胞が活性化され免疫力が向上することが分かっています。寄席では、ついつい声を出して笑ってしまいます。鍼灸はと言えば、こちらは血流促進や自律神経のバランスを整えることで免疫力をUPさせます。
② ともに江戸時代から愛されている
寄席も鍼灸も江戸時代から庶民に愛され現在まで受け継がれてきています。
今回、初めて幇間芸を観ました。「幇間(ほうかん)」とは「太鼓持ち」のことで宴席を盛り上げる職業で現在日本には6名しかいないそうです。そんな芸を間近で観ることが出来ました。
鍼灸を題材にした古典落語もあるんですよ!
今回観た幇間と鍼の話「たいこ腹」や灸を題材にした「強情灸」というお話があります。
内容的には現在ではあり得ないお話(それが落語なのかもしれません)ですが、鍼灸が江戸時代とても身近な存在だったことが分かります。
今年の夏は異常な暑さです。
こんな時だからこそ、たくさん笑って、鍼灸で身体を整えて元気に過ごしていきましょう!

はりもぐ堂鍼灸院 田澤真理




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